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携帯サイトで集まった3名が女性を車で拉致し現金を奪って殺すという事件 [時事寸評]

が8月25日にあった。

かなり出遅れてしまったのだが、 大々的に報道されているので皆さんもご存知の通りだと思う。 他でもこの感想を書いたブログがあったと思うが、 重要な話だから念のためここにも書いておきたい。 8月26日の asahi.com には、 次のように報じられている。

通報してきた男は「死刑になりたくなかったので自首した」と通報の動機を説明している

これが事実なら、 死刑があるためにその後の犯罪が抑止されたという解釈も可能だ。 もちろん、もし死刑が存在しなかったとしても、 他の理由でこの男が自首した可能性はあるかもしれない。 ただ、 「死にたくない」という人にとっては死刑に犯罪抑止力があるのだ という極めて当たり前の事実を豪快に否定する人もいるようなので、 そういう人に、 この事例をどう解釈すればよいのか、 納得できるように説明して欲しいものである。

今回の事例で注目したいのは、 集団強盗殺人事件のような場合、 誰か一人が自首することにより、 共犯者多数が逮捕できる可能性があるということだ。 死刑という極刑に対しては、 刑法第四十二条、

罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる。

もし死刑から減軽されたら死なずに済む訳だからその差がデカい。 ただ、この条文にあるように減軽することができる ということであって、 必ず減軽される訳ではない。 (実際に自首により死刑から刑が減軽された例としては、 地下鉄サリン事件で自首して無期懲役の判決となった例のが有名である。)

ところで、この自首には不自然なところもある。 先に述べたように、自首は必ずしも減軽の保証となる訳ではない。 減軽はあくまで可能性だから、 自首しても死刑になる可能性だってあるのだ。 だから、自首するということは、 自首すれば減軽されて死刑を確実に免れるだろう、 という目算がなければならない。

そのためには、共犯者で従犯であるとか、 殺人に直接加担していないとか、 そのような条件が必要になってくるのだが、 そのような場合は、 判例を考えると、 自首しなくても最初から死刑を免れる可能性がある訳で、 そこが微妙に矛盾しているような気もするのである。


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コメント 6

くろはた

>「死にたくない」という人にとっては死刑に犯罪抑止力があるのだ
 
すでに犯罪が行なわれたあとなので、むしろ抑止力がなかったと言う証明ではないでしょうか?
by くろはた (2007-09-06 07:11) 

Phinloda

次の犯罪が抑止されているのです。
by Phinloda (2007-09-06 11:11) 

<セルダン>

>女性を鞍馬で拉致し
鞍馬?(^^;
by <セルダン> (2007-09-06 17:28) 

Phinloda

よ、読めない…

何だろうこれは
by Phinloda (2007-09-06 17:59) 

Phinloda

とりあえず「車」ではないかと想像して「鞍馬」を「車」に置き換えました。
by Phinloda (2007-09-06 18:18) 

<セルダン>

「くらま」

# 天狗?(^^;
by <セルダン> (2007-09-06 20:47) 

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